治療方法と治療の流れ

治療の流れ

患者さまの理想に近づき、納得いく結果に至るための方法論であり治療体系です。あごの関節やかみ合わせの状態にミリ単位の基準でアプローチし、きれいで健康なお口にするための矯正治療です。

STEP1 ご相談

STEP1 ご相談

矯正のご相談に来院されたらお話を伺い、治療を決められましたら精密検査の予約をして頂きます。後日、お電話でのご予約でもかまいません。

STEP2 精密検査

STEP2 精密検査

精密検査としてレントゲン撮影と歯型取りを行います。 精密検査代33,000円(税込)がかかりますのでご注意下さい。

STEP3 診断

STEP3 診断

約3週間後、精密検査の結果をもとに診断を行います。患者さんのあごの状態について、矯正をする場合はどの歯を抜くかといったことを中心にお話します。
またその際、あごの関節のずれを矯正するスプリント治療も行うかどうかをお選び頂きます。スプリント治療を行われる場合は装置の型取りも行います。

STEP4 スプリント治療

STEP4 スプリント治療

スタビライゼーション型スプリント(ナソロジカルスプリント)(作成に1ヶ月程度)というマウスピースをお渡しし、一ヶ月に1度ご来院頂いて微調整をしながら、昼夜あるいは夜間装着して頂きます。 あごが楽に動いて症状がなくなるまで、3ヶ月~1年5ヶ月(3回~17回) 治療します。

STEP5 再診断

STEP5 再診断

スプリントを外してもかみ合わせがずれなくなったら、再びあごの関節の精密検査を行います。この検査には2時間ほどかかります。 この診断をもとに、より精密な模型を作製して矯正の治療方針を立てます。

STEP6 矯正治療の開始

STEP6 矯正治療の開始

患者さんのあごと歯列についてご説明し、どの方向に何ミリ動かせばバランスが良くなるか、矯正のためにどの歯を抜歯するかなどの説明、ご相談をします。そして、患者さんがご納得頂けたら治療に入ります。
スプリント治療をご希望にならなかった場合は、STEP3からすぐにこちらから治療に入ります。

治療の区分

矯正治療では子供の矯正を1期治療と2期治療に分けて考えており、大人の矯正の場合は2期治療からのスタートとなります。

1期治療:11歳未満の治療

乳歯が永久歯に生え変わる前から生え変わる途中、12歳ぐらいまでの間に行われる治療です。
1ヶ月半から4ヶ月に1回の頻度でご来院頂いて、骨格の成長を見ながら1年8ヶ月から6年程度治療をし、6ヶ月に1度の検診を行いながら経過観察をします。

2期治療:11歳以降(2期)の治療

歯が永久歯に生え変わった12歳以降に行われる治療です。
毎月ご来院頂いて、1年3ヶ月から3年の間治療(15回~36回)を行います。保定に入りましたら2年間は、6ヶ月に1度の検診に来て頂きます。

かみ合わせの治療方法

歯列の矯正の前に、まずあごの関節から

歯の矯正に来て、なぜあごのずれの話になるのかと思われるかもしれません。
しかし、例えば家を建てる時にどんなに綿密に設計図を作っても、地盤がおろそかでは建ててから傾いてしまうかもしれません。建ててしまってから直すのは、ただ建てるよりも難しいでしょう。

あごが正しい位置にないと、食べ物を噛む時に痛みが出たり余計な筋肉を使ったりします。
あごのずれは左右や前後など患者さんによってさまざまですが、その状態に慣れてしまうとお顔に歪みが出ることもあります。
かみ合わせ治療ではあごの関節まで含めたお口の中の模型を作るので、普段どこで噛んでいるのか、本当はどこで噛みたいのかという情報を最初に得ることができます。
そこでまず、スプリント治療をおすすめしています。

あごも歯と同じで、正しい位置にすることが肝心です。あごを正しい位置にすればかみ合わせも収まるべきところに収まり、健康的なお口にすることができるのです。

あごの関節の改善

普段噛みあっている歯の位置が悪いと、噛むための筋肉が偏って過剰な力を入れて噛む癖がついていたり、無意識に食いしばったりしてしまいます。そのため、あごやあごの筋肉に痛みを感じる方も多いです。
スプリント治療が奏功しあごにかかっていた力が減少すれば、楽な位置で噛めるようになります。
また、かみ合わせ治療は顔全体のバランスを数値で割り出し、口の閉じにくさをどう改善するかというところから始まるので、顔貌を治療計画において考慮しています。

最終的に歯並びにアプローチ

当院にご相談に来られる患者様の中には、「奥歯が高い」歯並びをしている方がいます。
オープンバイト(開咬)といって、歯を噛みあわせたときに前歯の上と下の間に隙間があくかみ合わせで、これは奥歯が高いためにあごの奥で上下の奥歯が当たり、その結果前歯が閉じないことが原因です。
あごの関節を正しい位置に収め、奥歯を低くすることできちんと歯が閉じるよう治療計画を立てます。
また最近の人は昔の人よりもあごが細長くなり、歯は大きくなってきています。上あごが小さいために歯が並びきらないというケースもあり、その場合は抜歯によってスペースを作り、歯を並べるという方法を取ることになります。

顎の骨そのものへの外科手術も

まれに、あごの骨の手術が必要なケースもあります。
まず患者さんの歯の型をとって、精密なあごと歯の模型を作ります。それをもとにあごを切った状態の模型を作り、治療の計画を立てるのです。
外科手術が必要な場合、当院から外科の先生に資料をお渡しして手術を依頼し、患者さんには2週間程の入院をして頂きます。

安定した下顎位とは

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